第76回中国語検定試験傾向分析 <4級>
Posted in 中国語学習編, 杭州校 ブログ on 05/17/2012 05:38 pm by admin2012年3月25日に76回中国語検定試験が実施されました。
皆さんの今後の受験に生かすことができるように、その試験問題の傾向と受講生の方が間違いやすい問題をまとめてみたいと思います。
76回も75回同様、3回に分けて受験者の集中 している<4級>、<3級>、<2級>をメインとして説明していきます。
今回は<4級>です。
<4級>
◆全体
合格率は42.8%で、75回に比べて3.7%下がったので、難易度がまた少し高くなったと判断できます。 リスニングの平均点は60.5、筆記の平均点は62.4でした。
◆リスニング
語彙は短文聴解以外、ほとんど頻出単語の範囲内です。
(1)一番間違いの多いのは相変わらずAB(一問一答)会話の部分です。
反応する時間が短いのが難点です。リスニングに自信のない方は、短い会話の聴解訓練に時間をかけることをおすすめします。
(2)間違いの多い問題 【一問一答】
6問目: 教室里有没有人?
1)教师在那边儿。 2)学生不在教室里。 3)有五个学生。 4)这里有五个教室。
※正解は3)
キーワードは「有没有」ですが、「教室」と「人」に引きずられて、2)を選んだ方が少なくないです。通常の4級のリスニングの試験対策では、回答文は大体質問文に出た単語で構成されているというのが攻略法の一つになっていますが、この問題では、正解にある「学生」という単語は質問文にでなかったため、単語で判断する攻略法ではなく、文章全体の構成の聴き取りの大事さがよりはっきり見てとれるかもしれません。 「有没有」、「是不是」、「在不在」のような反復疑問文の聴解訓練を強化する必要があるでしょう。
8問目: 你是跟谁一起去旅行的?
1)我去法国旅行了。 2)我是上个星期去上旅行的。 3)我朋友去旅行了。 4)我是一个人去旅行的。
※正解は4)
「是……的」という過去の動作を説明する強調文型を使っていますが、これは75回にも出ましたので、慣れた方も多いかと思います。今回の難しいところは6問目と同じように、正解には質問文のメイン構文である「跟……一起」がでなかったことでしょう。質問は「跟谁一起去」でしたので、その「誰」に対する答えが来るじゃないかと思って、3)を選らんでしまう方が多いようです。
(3)短文聴解は文法は特に難しくないですが、「普通话(意外と聞き取れない方が多いです)」、「广东话」など普段の会話ではあまり使わない単語が出たため、戸惑った方も多いようです。
◆筆記
(1)筆記一の声調の問題はいつもとおり得点が低いです。これは普段からの積み重ねが大事です。
(2)「快要•••了」、「正在/在•••呢」などの文型はほとんど毎回出ますので、ぜひマスターしてください。「正在/在•••呢」は今回の試験で二回も出ました。
(3)量詞は毎回考察されますが、頻出しているのは「件」、「个」、「本」、「支」、「只」、「张」、「条」、「块」などです。今回は「条」と「支」が出ました。 D 「有点儿」と「一点儿」は毎回考察されますが、毎回たくさんの方が間違えます。区別を簡単にまとめます。
一点儿:a一点儿+名詞(量が少ない)
b形容詞+一点儿(比較の意味) 有(一)点儿:有一点儿+動詞/形容詞(不如意をあらわす)
(4)複文は「如果…就…」、「因为…所以…」、「虽然…但是…」は毎回出ますので、ぜひ間違えないように。主語と述語の位置に特に気をつけてください。
(5)漢字の書き方。
今回の翻訳の問題は難しくないですが、「意思」を「意志」に、「名字」を「名词」に書き間違えたりするような、漢字の間違いで減点された方は少なくないです。非常に惜しいですので、なるべくこのような減点がないように普段から漢字を書く練習をしてください。
それでは、次回はその2-<3級>です。
